さてとのブログ

指差し確認しながら毎日を過ごすアラフォー。2年半の無職を経て、未経験業種に再就職を果たす。ほかほかの新入社員。

「なんで?」が多い子ども

私は子どもの頃親に「なんで?」と尋ねることが多かった。

 

母は面倒くさがらずに答えてくれる人で、母もわからないことは「なんでやろなぁ?」と一緒に考えたり答えを探したりしてくれた。

 

家には姉のために買った百科事典もあったけど、言葉や人間の感情・考え方の方に興味が強いタイプで、単語そのものがわからない時用に「調べてみたら?」と広辞苑を買ってくれた。よく引いていた。

 

テレビを見ながらひどいニュースに関して憤る私(子ども)に、母はこんな考え方する人も世の中にはおるんやでと別の視点を与えてくれた。頑固な私は「そんなんあかん!!」と、すぐには受け入れられなかったが、頭にいれてしばらく咀嚼しているうちに、「そっか~そういう人もいるのか~!」と徐々に理解していった(存在するということを知っただけで受け入れられてはいなかった)ように思う。

 

「なんで?」に対して「うるさい!」「知らん!」「つまんないこと言うな!」とかで子どもの素直な疑問を潰さずに育ててもらえたことを本当にありがたく思う。


大学入学時に実家を離れたが広辞苑は持って出たし、その後SEIKOの電子辞書も自分で買って英語・日本語のわからない時に使っていた。

 

というのを今ふと思い出して、自分は「言葉」が好きなんだなと改めて思った。特に文語。口語は苦手。

 

電子辞書も広辞苑も使わなくなってしまったけど、今でもスマホで言葉の意味や用法をよく調べている。面白いから。

 

私に子どもはいないけれども、私が関われる子どもの「なんで?」を潰さないような大人でいたいと思う。私がそうしてもらえたように。