上手にお断りする技術
先日、仕事していて「これにサインしてくれる?」と手渡された書類。
何の書類かな?と確認すると、求められているのは私のサインではなく他人のサイン。
一瞬で「嫌だなぁ」という感情が湧き、
それから「でも仕事だしなぁ…」という社会的な考えも浮かんだ。
「嫌だなぁ」がじわじわと自分の中で大きくなっていくのを感じながら、「早く返事しないと!」という思いに急かされて、頭の中がパニックに。
「これにサインしてくれる?」と問いかけた人が変に思う前に、何かしら言葉を発しないとー!という思いのまま口から出た言葉が
「お断りすることってできるんですか?」だった。
言った瞬間「やっちまった~!面倒くさいやつと思われた~!」と思ったものの、「まぁどう思われてもいいや!自分の気持ちごまかさずにいたい」という思いの方が強かった。とりあえず回ってきたボールを自分のところから投げれた。ふぅ。
ちなみに隣の席で聞いていた人はゲラゲラ笑っていた。
そしたら笑っていたその人に「じゃあサインして?」とボールが回ってしまった。
「あちゃー!迷惑をかけてしまったー!」とは思ったものの、その人は、
「私だと、女性の字だとわかっちゃいますよ~」と相手を嫌な気持ちにさせずに上手に断っていて、「私に足りないのそれー!!」とハッとなった。
そういうのを学んでいきたい人生後半戦。
ちなみに、その後、そのやりとりを聞いていた上司が
「もう別に何も言いませんけどっ!(嫌味な感じで)」ってでかい独りごと言ってたけど、
「ほ~ん?じゃあお前が書けば?」って思った。
内部通報すべきですか?(冗談)