さてとのブログ

指差し確認しながら毎日を過ごすアラフォー。2年半の無職を経て、未経験業種に再就職を果たす。ほかほかの新入社員。

女性と年齢と髪の毛

人生もおそらく後半戦になった今、髪の毛を伸ばしている。

いつまでもきれいに伸ばせるものではないから、伸ばせる間は伸ばそう、という考え。

美容師さんには「良い髪質ですよ」と言っていただけるのだが、もしかしてそれ、「(年の割には)良い髪質ですよ」ってこと?と勘ぐってしまう自分がいる。まぁそれでも十分ありがたい言葉か。

 

数年前、仕事がすごく大変だった時に美容師さんに「ハゲてるところあったら教えてください」って言ったら「絶対に言えないです、それは」ときっぱり断られてしまったことがあった。

「いいやん、ハゲてたら教えてくれよ、ケチっ!」って思ったけど、そんなリスクは取れないよなぁ…まぁその時はハゲてなかったけど、白髪はすごく増えた気がする。

 

先日、美容室に行った時、隣のお客さんが、「職場の30代後半~40代の女性の方々がみんな前髪を作っていて…なんか、かわいらしくされてるんですよ。おしゃれに?」みたいなことを言っていた。とげを感じた。

「隣に対象者が座っているのわかってて喋ってるのかな?あ、そういうの気にしないタイプかな?」

「美容師さん気まずくないかな?」

「え!もしかして私もっと若く見られてる?」

「私が前髪なしなので安心したのか?」

などと、いろんなことが心に起こって、もやもやしてた。

その女性も口に出してみたものの、まずいと思ったのか、言葉を選んで話そうとしてるけど、どんどんドツボにハマっていっていた。美容師さんに最終的に「とげがありますね(笑)」って言われてた。

彼女は結局、何を言いたかったのだろう。最後まで聞けず残念。いや、盗み聞き。

 

確かに、年を取って前髪ありの髪型が似合わなくなってきたというところもある。自分がそうだったからわかる。それは自分の好きな髪形だととても悲しいんだ。受け止めきれない現実を突きつけないでくれ。ちょっと時間が必要なんだよ。

あと…

いいじゃないか、好きな髪形しても。

「何歳になったらこうあらねばならない」という言葉で、自分や誰かを苦しめる必要なくない?

自分で「似合わなくなったなぁ(しんみり)」って気づいたり、「似合ってますから(きっぱり)」って思っていいじゃん。

 

私は編み込みヘアのおばあちゃんになりたいと思っているので、それに向けて伸ばしているところもある。そして30年先を見据えて今から練習している。

放っておいてください。