【prime reading】『美容常識の９割はウソ』 落合 博子著【読書録】
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『美容常識の９割はウソ』を読んでみた。
著者は形成外科医として働かれている方。
「皮膚を健全に再生させることを目的とした医療」に携わっているため、「肌がどうすれば美しく回復していくのかを、日々探求」されている。
豊富な知識と経験、「科学的なエビデンスに基づいた信頼できる事実のみを記載できるように心がけた」となれば読まないわけにはいかない。
感想など
・大切なのはやはり「食事」「運動」「睡眠」。それは「健康」に大切なものと同じ。
・化粧水不要論。肌本来の機能を活かすことが大事。化粧水で不調が起きる可能性もある…なるほど。
・老化防止策について
・「美容常識の9割はウソ」という少し過激さも感じるタイトルだが、もちろん内容も語り口にも過激さは一切なく「肌の機能を正常に働」かせることが重要ということを何度も繰り返し書かれている。
・「化粧品は悪」などということは書かれていないので安心して読んでほしい（1日の終わりに、起きに入りの化粧品を使って癒されるのは日々の楽しみとして大切という風に書かれている）。本当にそうで、化粧品をつけて「いい香り」「いい気持ち」と、リラックスするのって他に替えられないなぁと思う。あまり触らない方が良いとされるけど、自分の手で包み込んであげる感じ「お手入れ」や「手当て」という感じも好きだし大切だなぁと思う。
・基本は自分のお肌の様子、調子をしっかりとみながら必要なものを選んで使用するし、根底には「肌には自浄作用があるため、化粧品は必要ない」ということを理解した上で化粧品を取り入れるということかな、と思った。
・肌にとっては「触らない」が超大事、何かを「やる」よりも「やらない」方が効果的らしい。
・「女性」だから「洗顔後に化粧水・乳液を使うのは当たり前」「洗顔は洗顔フォームを使うのが当たり前」等々「自分」を無視して行ってきた「肌のお手入れ」が多かったことに気づいた。
・紫外線が老化（しみやしわ）に大きく影響するので日焼け止めは必須。
・肌のターンオーバーを正常にし、バリア機能を回復させることが大事
この本を読んで、試しに洗顔後に化粧水を使わないで保湿剤として「ヒルマイルドクリーム」だけを塗るようにしている。お肌がぷりっとしてきた気がする（太っただけか…？）もともと乾燥肌ではないのでこれでも問題ない。できてしまっているしみやしわには別のアプローチを考えなくてはならないが。
私はひどい肌荒れをした時に「化粧品」を買い漁ったことがある（今それを順番に使っている）。化粧品で荒れた肌を何とかしたかった。でもそんなすぐに効果のある化粧品はないし（ある程度の期間使い続けてわかるものだろうし、効果がすぐにでるのは薬だよね…？）、もし、自分に合ったものがこの世に化粧品として存在するとして、それを見つけるのは至難の業だし、時間もお金もかなりかかる…と思い途方に暮れていた。
しかし美容や健康についていろいろな本やYoutubeを見ていくうちに、「健康」が「美肌」をつくるはずと思い、「食事」を改めると次第に良くなってきている感じがある。
何事もいっぺんに、魔法のように改善することなどない。お肌も健康も時間をかけてゆっくり良くなっていくものだろうなと思うので焦らず取り組んでいきたい。
この本を繰り返し読んで「まちがった美容常識」を頭の中から追い出したい。
私は無料で読んだが、購入して手元に置いておく価値のある本だと思う。
肌荒れで悩んでいる人は、ひとまず落ち着いてこの本を読んでみてほしい。
