さてとのブログ

指差し確認しながら毎日を過ごすアラフォー。2年半の無職を経て、未経験業種に再就職を果たす。ほかほかの新入社員。

プロの仕事に弱い

 

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かぼちゃの煮物とコーヒーのおやつ。

前から気になっていたコーヒー豆のお店に行った。

出勤途中そのお店がずーっと気になっていたが、出勤前にはまだオープンしてないし、退勤後には閉まっているので、お休みの日にこちらに伺うということを目標にして数日働いてきた。

とってもきれいな店内、丁寧な接客、素敵な豆を選べた幸せ…「はぁ~来てよかったばい!」と全身に『満足』がみなぎるのを感じながら、豆の焙煎を待っていた。

 

「へぇ~道路を挟んだ向かいにも何やら良さげなお店ができそうだなぁ(外装工事中)」と思っているとしっかりとした体型の作業員の方が、木材を1本、肩に載せてこちら側から片側1車線の道路を挟んであちら側に渡ろうとしていた。ガタイの良い方だったので「えっ1本ずつ運ぶの?」って思ってふふふと笑ってしまった。

しかしすぐに自分の考えが誤っていることに気づいた。

その方は、本当に慎重に大切に、事故が起こらないように安全に運んでいる。

木材の角度は常に同じ位置。上下左右に揺らしたり変えたりしない。自分は左右を見ても、木材が右、左にぶれることがない。

そうやって最新の注意を払いながら道路の向こう側に渡った男性は、寝ている赤ちゃんを起こさないようにベッドに置くかのようにそーっと慎重にその木材をブルーシートの上に置いた。

 

「プロだな…」

一連の動作をみて私はそう感じた。

私はプロの仕事に弱い。プロの仕事を見るのが好きだ。

だから、それから彼が次にどう行動するのかを見させてもらい、学ぼうと思った。

 

また道路を渡ってこちら側に来た。今度は2メートル弱ほどの金属板を持っている。彼は軽々と持っているが、どれほどの重さのものなのかは検討もつかない。時間は小学生たちの下校時間。彼は決して走らずに悠々と車と車の切れ目を渡っていった。もちろん肩に載せた金属板がその角度も高さも変わることはなかった。渡った後はこれまたゆっくりゆっくり慎重に下ろしていた。

 

次、コーヒー豆を買いに行た時に彼が作り上げた店をじっくりと見たいと思う。