さてとのブログ

指差し確認しながら毎日を過ごすアラフォー。2年半の無職を経て、未経験業種に再就職を果たす。ほかほかの新入社員。

ぬか漬けと私のお付き合いの歴史

私の『やりたかったけど、やってこなかった』リスト上位にあった「ぬか床を作る」。これに関しては、一昨年に行動を起こし現在まで続いている。

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ぬかから上げて切ったばかりのなす。この時にしか見られない美しい色。

昨夏はぬか床を冷蔵庫に入れて過ごしたが、今夏は常温で保管している。

夏場にぬか床を常温で保管するということは、気温が高い分、発酵のスピードが速いので朝と夕方にぬかを混ぜる必要がある。

「ぬか漬けは好きだけどやってない」という人は”朝と夕方混ぜる”というとはじめることに余計に躊躇うかもしれないが、深く考えてはいけない。無理だったら冷蔵庫にinすればよいだけの話だから。私も漬かるスピードが速すぎて食べるのが間に合わなくなったら冷蔵庫に入れようと思っている(冷蔵庫に入れた場合、私は3日に1回くらいしか混ぜていない)。

 

夏にぬか床を常温で放置していてぬかが蓋を押し上げて容器からあふれ出ていたことがある。ぬかの大冒険。

すごいなぁと感心したものの、容器からあふれて床や棚に落ちたパリパリに固まったぬかを掃除するのは一苦労だった。そのため昨夏は冷蔵庫に入れて過ごしたのだ。

 

子供の頃、母がぬか床を持っていて、父と私で漬物の取り合いが起きるほどでその頃から大好物だった。

先に朝食を済ませた父が、「今日のキャベツ美味しかったよ!」とその日の漬物メニューとその漬かり具合を報告してくれ、「了解!」とばかりに締めのタイミングでお茶漬けと一緒に食べる。朝から幸福度MAX。料理がさほど得意ではない母だったが、ぬか漬けは抜群の腕前だった。大学生になって実家を離れ帰省するたびに「あんた、何食べたいん?」と聞かれ「つけもん(漬物)!」と必ず答えていた。

思い出すのは夏の食卓なのだが、おかんもぬか床爆発させていたのだろうか…?記憶にないが、今度聞いてみよう。

 

先日、おそらく塩分不足で体調不良になったのだが、その時に食べたぬか漬けに救われたので今年は『ぬか漬け礼賛』することに決めた。自分好みの味にしたい。私もあの頃の母ぐらいの年齢になった。

現在、ぬか床は水分が多めで緩い。なので、混ぜるタイミングでキッチンペーパーで水分をとることと、余計な水分を溜められる容器を入れている。

白崎裕子さんはこの水分を捨てずに料理に使うって本に書いてあったけど、私はまだ使ったことがない。

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にんじんは漬かりにくいので長めに漬けるようにしている

ぬか漬けは普通に食べてももちろんおいしいが、きゅうりだったらポテトサラダに入れる、大根やにんじんだったら焼き飯に入れるとかもできる。そしてうまい。

あと、しなびてしまったお野菜も入れてあげるとなんかいい感じで帰ってくる。

 

いいですよ、ぬか漬け。